患者等搬送業務及び表示の制限

• 緊急で病院に搬送しなければならない患者を搬送してはいけない
• 事業所、患者等搬送自動車、パンフレットなどに、緊急の場合でもOKですと誤解をまねく表示をしてはいけない

 

 

• 安全な搬送を心がける
• 搬送中に気道確保、体位管理などその他の症状の悪化防止に必要な応急手当てを行う

 

 

搬送事業者が緊急に医療機関へ搬送する必要があると判断した場合は、救急車を要請する

• 依頼されたときの内容、症状を聞いた時
• 傷病者に接した時
• 搬送中に症状が悪化した時

 

 

患者等搬送業務を行う際は、患者等搬送乗務員的認証を携帯すること

 

 

患者等搬送業務は、患者等搬送自動車1台につき2人以上で行う
ただし、次の場合は1人でOK

• 車椅子のみ
• 医師、看護師、救急救命士が同乗
• 退院
• 医師により事前に入院日が指定されている
• 医師の指示による転院、定期的な通院
• 社会福祉施設、保養施設などへの送迎

 

 

• 身体の清潔保持に努める
• 患者等搬送自動車、積載資器材などの点検整備を行う
• 患者等搬送自動車、積載資器材などの消毒を毎回、使用後に行い、毎月1回以上行う
• 患者等の収容先医療機関から消毒について特別な指示があった場合は、その指示に基づいた消毒を行う
• 定期消毒、医師の指示からの消毒を消毒実施記録票に記録し、見える場所に置く
• 患者、同乗者に安全ベルトを装着させるなど、安全搬送のための処置を講ずる

 

 

特異事案報告書による報告をしなければならない場合

• 搬送中に症状が悪化し、心肺蘇生を実施
• 救急車をを要請
• 一類～四類感染症、新感染症、指定感染症などで、他の患者に影響をおよぼす感染症患者（あとで分かった場合も含む）
• ストレッチャーからの転落、交通事故などが発生

 

 

1.救急車への引き継ぎ要領
救急車を要請し救急隊員に次のことを伝える

• 救急車が到着するまでの行った手当の内容
• 救急車が到着するばでの傷病者の容態の変化
• 持病があれば病名、治療を受けている病院、主治医
• 傷病者の氏名、生年月日、住所、電話番号、家族の連絡先など

 

2.消防隊との連携
救命のため、近くの消防車が来ることがあります
PA連携（ポンプ車PUMPER、救急車AMBULANCE）