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介護タクシーの迎車料金と回送料の考え方。民間救急の場合の料金設定

タクシーメーターは、国に定められたメーター料金です。
初乗りいくらの設定は数段階あり、これも決められておりますが、どの設定にするかは各事業者で決められます。
介護タクシーのメーター料金は、初乗りが700円、720円ぐらいが多いのではないでしょうか。
(江東区、中央区、墨田区、千代田区、港区あたり)

 

迎車料と予約料は事業者が金額を決めて申請し認可制になります。
メーター料金以外の介助料やオプション料金は事業者ごとに設定できます。

 

 

介護タクシーの迎車料金と回送料

<前提として>
介護タクシー、福祉タクシーは一般のタクシーとは違い福祉限定になります。
道路で一般の人が、タクシー待ちで手を上げているからといって乗せてはいけません。
完全予約制で連絡を受けてから、お迎え先に行き、目的地までお送りして、戻るを繰り返します。
目的地が拠点地域より離れていても、帰りにタクシー待ちの人を乗せてはいけません。

 

 

<迎車料金と回送料の考え方>
迎車料金は、数百円で2km~拠点内が多いと思います。
これは「事業所の出庫場所」から「お迎え場所」までの移動距離をさします。

 

距離を設定してあることろは、その距離以上になるとメーターが回ります。
いわゆる「実車扱い」です。
そのため、お迎え先から事業所が離れていると、実際に乗る前にすでにメーターが回っています。
実車扱いしないで数百円だけでかなりの地域をカバーしているのは、総額(料金全体)で補っているのではないでしょうか。

 

例えば、「江東区の亀戸駅~東京駅」までのメーター料金だと約4千円(距離で6.5km)になります。
迎車を3km限度とすると残りの距離に対するメーター料金は約2千数百円になります。
この2千数百円分をほかの項目で補っていると思います。

 

私達は迎車を実車扱いにすると分かりづらいと思い、地域、地区ごとに基本料金を設定しました。
距離が離れるほど実車扱いより、かなり安くなっております。

 

 

 

民間救急の料金の考え方

民間救急の患者等搬送事業者になると消防署に色々な報告義務や消毒の義務、年次点検が生じます。
介護タクシーと料金の違いは、メーターを回しっぱなしでいいということが国に認められています。

 

出庫場所▶▶▶お迎え先▶▶▶送り先▶▶▶出庫場所(帰路)

 

出庫場所から出発する時点でメーターがスタートし、元の出庫場所に帰るまでメーターを回すことが認められています。
この場合、メーターだとどのくらい料金になるのか分かりづらくなってしまいますし、お支払いも後請求になってしまいます。
見積もりで行うもあります。
メーター料金または時間制で行っても、どちらか高い方を適用させれることが国から認められています。