介護初任者研修の内容は、より高度なことを求めらてているので、その理想を実行するのはとても大変ですが子どもたちに教えてあげたいことばかりです。
今の時代の風潮にはあいませんが、自分の子供達には一度は言ってあげたい聞いてほしい内容でした。
このようなことが言えます。
自立支援の前提として、高齢者が自らの意思をに基づき、自立した質の高い生活ができるように支援することが高齢者の自立支援である。この基本理念は、次のような意味を持っています。
パターナリズム
弱い立場の人へ強い立場の人が、その人にとっていいことだと思い、その人の意思は問わず支援や干渉すること。
自らの意思に基づく質の高い自立した生活を送るためには、利用者の意欲があること、介護者はその意思を引き出せるように支援することが自立支援の前提です。
エンパワメント
力を与える、権力を与える、自信を与える。
障害者や力の弱い人が本来もっている力を引き出し、自らの生活を意思決定できるようになること
相手のことを思ってやってしまう?グレーゾーンがあります。
その人には言わないで、その人を思ってやってしまう。
思いが行き過ぎてしまう。
介護の日々を送っていき後から色々とわかってくる。
もちろん本人もわかっていない、わかっていても言えない→家族は知らない
まわりの家族が知りビックリして訴えてしまうことがある。
このようなことがないように、記録、書類を残しておく。
インフォームドコンセント、行うことを伝えて、本人に決めさせることが必要です。
介護の現場においてどちらか選択する場面があります。
このような場面で介護者は二者択一な判断をするのではなく、利用者に選択肢を提示し、その中から利用者自身が判断して自立、依存するべきところを決められるように支援することが大事。
介護における自立とは
自らの選択と判断、自己選択・自己決定に基づいて質の高い生活を送ろうとする行為であり、介護職の役目はこれらを支援することにあります。
自立と依存は対立する関係ではなく、共存する概念として理解する。
自立と自律
自立支援は生活意欲を高め、その人らしい尊厳を保った生活を支えることです。
生活意欲を高める支援をするには、利用者自身が行動を起こすために具体的な、きっかけ=動機、をもっていることが必要です。
人は、~がしたい、~のようになりたいという動機をを持っています。
動機があるからこそ欲求の実現にむかって頑張ろうという意欲が起き、行動を起こすことになるのです。(エンパワメント)
動機→→欲求・意欲→→行動
自発的に行動を起こした結果
欲求が実現されると、今まで行ってきたことが自信となります。
そうすると新たな要求が起こり、その要求に向かってより努力をすることになります。
欲求が実現できなかったときはその行動に自信を失い、新たな行動への動機と意欲がなくなってしまいます。
介護職としては、このようなときの支援がより重要になります。
動機と欲求を見直し、何ができて何ができなかったのか、利用者自信の取り組みはどうだったのか。
介護職としての支援はできていたのかなどについて評価する必要があります。
ここで重要な点は、やろうとする意欲を高める支援を大事にすることです。
利用者が意欲を持たない状態での自立支援は、真の自立支援ではなく自立の強要になってしまいます。
人は皆、個性があり個人差があります。
介護においてもその人にあったケアをする必要があります。
個別ケアを考え、2つの方向性があることに対応していく必要があります。
個別ケアとは、その人の生活習慣、こだわり、価値観ということが言えます。
介護の対象者ではなくなるときは、その人が終末を迎えるときとも言えます。
介護職は、要介護状態になったときから終末まで、生活支援にかかわります。
生活支援の仕方そのものが、死の迎え方に影響を与えることになることから、介護という仕事の重要性がみえてきます。
利用者の理解に立った支援